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CEOメッセージ

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平岡 卓爾 代表取締役社長CEO

  • 2004年、東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 修了(修士)
    学生時代の専門は量子光学的手法を用いた量子テレポーテーションの研究
  • 2004年、株式会社エリジオン入社
    3次元形状処理ソフトウェアの開発エンジニアとしてキャリアをスタート。
    開発マネージャ、コンサルタント、製品企画などを担当し工場DXに繋がる3次元点群処理ソフトウェアの立ち上げを手掛けた。
  • 2021年、株式会社Fixstars Amplify入社、CEO就任
    当社で立ち上げたばかりの量子事業の成長に責任を持つ。

量子コンピュータに関する話題が過熱しています。
国家の威信を賭けた開発競争や量子超越性を巡る議論など、今にも量子コンピュータが実用化されそうにすら感じます。
もちろん世界中の研究者やエンジニアが日夜努力しているので急速な技術の進歩が期待されますが、1つの産業として成立するまでにはまだまだ超えるべきハードルが多いというのが「関係者」としての率直な印象です。
そんな中でも我々Fixstars Amplifyは、「実用的な量子コンピュータが登場する近未来」に必要とされるソフトウェアを、現在利用可能な計算機との接続性も重視しながら開発し、クラウドで提供しています。
上場企業であるフィックスターズの安定した経営基盤に後押しされながらも、スタートアップならではのやり甲斐と成長を味わえる舞台だと自負しています。

皆さんの中には、研究と異なる分野への就職で、専門知識を活かせるのかと懸念されている方も多いと思いますが、 学生時代に学ぶ数学、物理、化学などの素養や論理的思考力は、理系分野に共通する「基礎体力」となり、 何らかの未知なる目標に向け挑戦した経験が、その後の人生においてとても貴重な糧となります。
我々はそうした経歴を高く評価し、重視しています。
また、移り変わりの激しいこの世界で、思いがけず過去の経験が役に立つということも実は多いのです。

就職活動中は様々な業界の話をフラットに聞くことができる機会が多いはずです。ぜひ幅広い視野で世の中を観察してみてください。
もしなにか聞きたいことがあれば気軽に声をかけてくださいね。

平岡 卓爾